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あがり症とマイク恐怖症を克服するには
目的 あがり症とマイク恐怖症を克服するには
時間 0 分
実施
実施日 2006/12/19
方法 [OVERCOMING ANXIETY AND MICROPHOBIA]

あがり症とマイク恐怖症を克服するには

マイク恐怖症の克服

大部分の人は、マイクを敵視したり、必要悪だと考えたりしている。だがマイクは、実際には人間の声を増幅して皆に聞こえるようにする、ただの機械である。言いたいことをちゃんと伝えたり、発言したり、質問したりするには、皆に声が聞こえるようにしなくてはならない。

マイクを使う際にあがらないようにするには、次のいくつかの点に注意する。

・ まず、マイクが自分の声をちゃんと拾っているかどうか確認する。調整のためにはある程度の時間をかけるべきである。怖がらずにマイクを手に取り、中央部を持つ。壇上でマイクを使う場合は、(可能であれば)自分の口の位置に合わせて調整する。フロアマイクの場合は、自分の身長に合わせて高さを調整する。背のびしたり、前かがみになったりしていると、なかなか自信があるようには見えない(あるいは聞こえない)ものだ。

・ マイクがオンになっているかどうか確かめる。特にブース(会議など)から調整するフロアマイクについては注意が必要である。議長に指名されても、マイクがオンになっていないならば、議長にそのことを言って直してもらえるまで待つ。マイクがオンかオフかは、息をふきかけたり、「聞こえますか?」と言ってみたりすればわかる。デリケートな機械なので、軽くであってもたたいたりしないこと。

・ マイクに鼻息を吹きかけないこと!

・ 話している途中に演壇をたたくと、マイクがその音を拾って、聴衆の関心がそちらに集まってしまうことがある。

・ 隣に座っている人に何か話しかけたいが、マイクの近くにいる場合は、マイクを手で覆って、聴衆に話し声が聞こえないようにする。

・ 発言するたびに自分の名前・所属などを明らかにすること。発言は立派でも、誰が言ったのかわからなければ、あなたの功績にはならない。名前、組合名(正式名称)、そして必要ならば支部名、都市名も述べる。自宅で、自然に言えるようになるまで何度も練習する。「(都市・県名)の(組合名・支部名)で(幹事、委員長)をしている(もしくは組合員の)、(名前)です。」

・ 可能であれば発言の際にノートを使う。それによって要点に沿って話すことができる。聴衆の一員として参加していて、フロアから質問や問題提起をしたい場合は、マイクに向かう前に話の要点を簡単にメモする。

・ 報告やスピーチを行なうためにマイクに向かう際には、特に時間をかけて体勢を整える。もし必要であれば、ちゃんと立っていられるよう演壇に手を置く(あるいはフロアマイクを支えにする)。大きく息を吸い、吐く(ただしマイクには息が入らないようにする)この時点でマイクをチェックして調整する。

・ 真剣な話をする際は、ニコニコしたり、クスクス笑ったり、これから言うことについて謝ったりしない。

・ 話し始める前に会場を見回す。聴衆の中に親しい人を1人か2人みつけて、その人たちに向かって話すようにする(2人以上選ぶ場合は、離れた場所に座っている人を選ぶ)。聴衆におじけづくようであれば、何かリラックスできるような別のことを考える。

・ 言葉ではない「あー、うー」はなるべく言わず、そのかわりに間を置くようにする。スピーチの際に次に何を言うか忘れても、あわてない。きっかけはどこかにあるはずだ。時間をかけて思い出そう。

・ コツは、的確な状況判断ができ、マイクの使い方や人前で話すことに慣れていると聴衆に思わせることである。

生まれた時からマイクを使いこなせる人はいない。だが練習すれば、メッセージを伝えるためにマイクを使用することへの恐怖感は軽減できる。
道具
関連ワーク3分間スピーチトレーニング
スピーチ用のメモの作成
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