ワークショップ

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アートを使った労働者の連帯 ワークショップの例
目的
時間 0 分
実施
実施日 2006/12/19
方法 [unseenamerica (Thoreau quotation)]

unseenamerica [見えざるアメリカ]

「お互いの目を入れ換えて世界を見ることができたらどんなによいだろう!」
ヘンリー・ディビッド・ソロー(アメリカの作家・思想家・詩人)

unseenamerica(見えざるアメリカ)は、プロの写真家やライターの助けを借りて、仕事社会の声なき人々の経験を記録し、彼らの世界を説明するという、まったく新しい、様々な分野を対象としたアートプロジェクトである。当団体Bread and Roses(パンとバラ)は、これらの声なき文化的弱者、たとえばニューヨーク州ロングアイランドの不法移民労働者、ホームヘルパー(在宅介護労働者)、衣料メーカーやレストランの労働者、鉄鋼労働者、アスベスト除去作業に従事する労働者、建築工事や補修工事に従事する労働者などと協力している。

これまでBread and Roses は、プロのアーティストとさまざまなグループの労働者とを結び付けてきた。unseenamerica はこの経験の集大成であり、私たちが一番力を入れて取り組んでいるプロジェクトのひとつである。このプロジェクトの成功は、地域を拠点とする団体と組んでパートナーとなれるかどうかにかかっているが、私たちは前述のような各種団体と強力な結びつきを形成している。

プロジェクトの中心となるのは10〜12週間にわたって開催されるワークショップ計画である。Bread and Roses は計画に参加してくれるプロの写真家やライターを募り、各パートナーと協力して準備をする。これらのワークショップは、以前に実施して成功したモデルプロジェクトに基づいて、参加者が照明、遠近法、構図などのさまざまな撮影技術を実践的に学ぶものである。一連の課題演習を通じて参加者はどうすれば自分の人生を記録するために実力を発揮できるかを考え、それによって写真を評価する能力と撮影する能力の両方を養うことができる。

ワークショップの仕上げのイベントとして、写真の展示会が開催され、展示写真には参加者が書いた説明(多くの場合2ヶ国語)が添えられる。展示会が最初に開催されるのは、ワークショップの開催場所に地理的に近いところである。そしてワークショップが終了すると、各地で当団体主催の巡回展示会を開催する。さらには、参加グループ全体の写真を集めた合同展示会の開催も検討している。

私たちは、unseenamerica の人々の視点をとらえるこのアートプロジェクトが、「見えない」人々が多数派の国民や為政者や議員に「見える」ようになるために役立つと信じている。そしてそれによって、「アメリカンドリーム」をつかむチャンスに彼らは一歩近づくことができるのだ。

unseenamerica 計画に対するご支援については、Bread and Rosesにご連絡ください(電話番号:米国212-603-1187またはurl: www.bread-and-roses.com)。

道具
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