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メディアの使い方
目的 メディアを効果的に使えば組合の宣伝になる
時間 0 分
実施 第2回日米ワークショップ icu
実施日 2006/12/04
方法 [DEALING WITH THE MEDIA—fourteen COMMANDMENTS]

マスコミ対策14か条

1. 記者は所属先の新聞やテレビ・ラジオ局のために働いているにすぎず、彼ら自身が方針を決めるわけではないことを忘れない。
2. 彼らもまた人間であることを忘れない。彼らは、ユーモアのある応対や丁寧な応対に、そして横柄な応対に反応する。
3. 裏切られるまでは記者を信用する。
4. 偏見や先入観は胸にしまっておく。
5. あなたが「オフレコ」だと言ったことを、記者に守れと言ってはならない。本当にオフレコならば、言わない方がよい。
6. あなたの発言がそのまま引用されると思ってはならない。そのまま引用されたらあなたは逆に後悔するだろう。
7. 質問が適切ではないと思ったら、回答を拒否する勇気を持つこと。しかしその場合は、愛想よく対応し、「ノーコメント」などとは言わないこと。
8. 記者は常に締め切りに直面していることを忘れない。記者にあとで情報を提供しなければならない場合は、締め切りの時間を確認すること。もしその時間に間に合わないようであれば、記者に連絡すること。
9. あなたが提供する話題が、その日のトップニュースになるとは限らないことを覚えておくこと。
10. 記者と話す際には組合特有の用語を使わない。あなたの使う言葉を彼らが理解しているか、再確認すること。
11. 記事がいつ新聞に載るのか、どのくらいの長さになるのかなどと記者に聞かないこと。これらは記者の権限の及ぶところではない。
12. 見出しはどうなるだろうなどと取り越し苦労をして、時間を浪費しないこと。見出しは本文とは別に書かれることが多く、これまた記者の権限が及ばないことが多い。
13. 記事が印刷される前にチェックできないだろうか、と聞いてはならない。自分が書く内容について広報担当者の指図を受けるようなプロのジャーナリストは存在しない。
何があろうとも、絶対にうそをついてはならない。


掘ァ.瓮妊アとの関係を作る

F:次のテーマに進みます。
メディアとの対応では、皆さん色々問題に直面しているはずですが、どうですか。
アメリカでは、組合の女性というのは、まずメディアの対象にならない。メディアの方も組合の女性にはあまり興味がない。日本も同じなのですね。
では、メディアは何に興味を持ちますか、メディアの何を知っていますか?
S1:スキャンダル
S2:皇室関係
S3:政治的な問題を扱う時に、与党が嫌がらないように配慮する。
S4:広告主(スポンサー)が嫌がらないように配慮している。
S5:同じピースウォークとか平和運動でも、大きな組織よりも小さな市民が中心の組織とか、働く女性の関係でも、「働く女性の人権センターいこる」みたいに、労働組合と名乗らないで、色んなグループがひとつになっているところの方が取り上げる。
  最近では、仕事と子育ての問題で4大紙が取材に来ている。
F:自分の地域で、メデイアの中で、こういう問題に関心を持ってくれる人を探しだす。メディア関係の人と関係を作ることです。
もちろん関係を作っても正確に言いたいことが伝わるわけではないが、可能性は高くなる。
S:女性ユニオンは結成のときに、メディアの数の方が組合員より多かった。最初からメディアを利用しようと思っていたので、取材は断らなかった。取材を受けていると、共感できる、いい人かどうかがわかる。その人には、情報を与えて親切丁寧に対応した。
事件があったり、なにかあると必ず、ネタがないかとか、トッピックスになるようなことを聞いてくるようになった。
また、取材の際に、女性ユニオン以外の団体のことも取材するように、参考になる情報を教えてあげるようにした。
S:私のグループには女性記者が入っているけれど、家庭欄担当だから、取り上げられることはない。社会部は男性だけ。地方だということもあるとおもいますが。
S:親しくしている記者がいる。セクシュアル・ハラスメント裁判の原告と記者が同い年で、何かにつけてサポートをしてくれていい友達になった。裁判もマスコミが原告に好意的に取り上げるようになったことから始まっていい展開だった。記者の彼女は転勤でNYにも行ったり、今は役所詰めの記者ですが、移動していく先で、とても役立ってくれる。
S:記者がすぐに配置転換になってしまう。1人は男性ですけど、パートの不当解雇を闘っている時に経営側にインタビューに行ってその情報も流してくれていた。すごく貢献してくれて大きな記事を書いてくれた人が、他の地域に飛ばされてしまいました。
   その新聞社の2名の嘱託が10年後に正社員にしてくれるといわれていたのになれないという問題を、私たちと一緒に解決できないかと、一緒に要求を出したり交渉したり、問題を国連に持っていたりしたけれど、遠隔地に飛ばされてしまっている。
F:ということは、メディアとのネットワークをなくしてしまった。
S:でも、また、別の人を紹介してもらっています。
F:みなさん、メディアとの関係をもって、コンタクトを作っていけるような関係があるのですね。関係を作っていくことは、互いに信頼できる、定期的にコンタクトが取れること。
S:メディアとの関係は、職場を通しての関係が多くないですね。
S:マスメディアとの関係は、組合ではまずないです。
F:メディアとの対応、もう少し話し合ってみたいですか。
S:今、バックラッシュが進んでいる中で、女の運動の中で労働の問題というのが、かなり別ルートになってしまっていることが、とても問題だと思っています。
S:だからこそ、情報を共有できるようなものを私たちは、もたなければならないとすごく思っています。
S:従来の労働組合がマイナス・イメージになっている。女性ユニオンが良くマスコミに取り上げられるのは、結構メジャーなイメージになっていると思うからでは??(ざわ、ざわ)
メジャーのイメージというのは、「テレビでも報道されて知っている」ということ、マスコミで知った時に、一般の人たちから見てとっつきやすい。マスコミに出るというのは、メジャーのイメージで見られるわけだから自分たちを演出しなければいけない。それが  すごく、重要だと思う。自分たちをメジャーにしていくということで。
S:東京は比較的女性記者が多いけど、大阪とか、地方に行けば優秀な女性記者は本当に一握りなんですよ。男女共同参画ということで、アファマティブアクションとか、女性比率が問題になっているけど、マスコミの女性比率も本当に低いです。そういうのをチェックする働きが私たちのネットワークの中できちんとできて、マスコミの女性たちを応援するような方策があればいいなと思うんだけど、そういうのを教えてほしいです。
F:私たちも、同じような問題に直面しています。特に女性記者の方が組合に協力的だというわけでもない。私たちに必要なのは、女性でも男性でも信頼できる記者を探すということ。  彼らが、特に関心を持つ点とか、そのマスコミの女性の職場での状況、待遇がもっと良くなれば、それがフックになって、釣りみたいにひっかかることができるかもしれません。一般的にマスコミは、多くの女性が働き出しているので、そのために少子化が進む、女が働くから、こどもが生まれないんだと。日本は、どうですか?
S:政府はそういう考えが多いですが、マスコミは、まだそうでもありません。
S:表立っての主流としては、言ってないですね。
S:○○新聞社では、編集長の論説が載る前であれば、自由に書けると聞ききました。
F:OK、ありがとう。ですから、皆さんが、少子化の問題をいいサイクルにもっていければ
  いいと思うんです。女性の労働条件を改善することによって女は子供を生むようになるんだということに、もっていけばいいんですよね。
F:ですから、皆さんのお話を聞いていて、かなり否定的な意見が多いですね。
  ハラスメントに合うとか、労働条件がとても大変だとか。同じ状況をひっくり返してみたら、どうでしょうか。
労働条件が良くなることによって、こういうことが良くなる、 例えば、地域社会がこういう風によくなっていたら、こういう形でよくなるんじゃないですか、同じ土俵をひっくり返した形で、訴えるというやり方が、あるわけです。そういうことは、女性のポジティブなイメージというものを知らしめることになります。
  そのためには、協力的な記者たちと関係を作っていくことが、すごく大事になります。
  どうですか、なかなか、的を得ていると思いませんか。
S:14か条の中身を教えてください。
F:これは、アメリカのマスコミにもとづいた物で、日本のメディアには正しくないかもしれ
  ません。ものによって日本には関係ないかもしれないので参考としてみてください。
F:個人の記者たちは、どんなに協力的であっても彼らが方針を作っているわけではないので
  編集者とかによって変わってしまうこともあります。
  マスコミ関係の方が非常にユーモアたっぷりで、いい応対をしてくれたら同じように接するということですね。
記者たちも人間なんですから、こちらが横柄な対応すると感情的になってきてしまいます。
記者を信頼すること。裏切られるまでは信頼することが大事です。
他の組織や組合が個人的に嫌いだったりしても、言わない事が大事です。そういうことを
  いってしまうと、フォーカス、視点が、ずれてしまう。
言ってほしくないことは、言わない方がいい。自分が言ったことを100%完全に、そのまま書かれるとは期待しないほうがいい。まったく、違うことを書かれることもある。
S:あります。
F:記者が言ったことを質問とか良く理解したいと思ったら、反復リスニングスキルを使って、「あなたのおっしゃっていることは、こういうことですか?」と確認した方がいい。
S:私が、経験したのはレジュメを渡してあったんです。見ればわかるのに、それを捻じ曲げて伝えたんです。
F:それは、後悔してもどうにもならない。編集者に勝手に変えられたとか、そういう場合も結構あります。
S:訂正文を掲載してほしいと申し込みしたんです。グループの代表が。
F:それは、絶対間違ったとは認めないでしょう。
記者は、いつでも〆切があるということを覚えておいてください。電話などがあったら、なるべく早く反応しないと、結局記事にもされないことも良くあります。
さっきの例は、もうどうにもできないでしょう。記者自身にもコントロールできなくて、
  編集者によって決められてしまう。
見出しも、個人の記者が書くのではなくて、いつでも見出し係の記者が決めるから、全然自分の声と全く関係ない見出しになるかもしれない。
それから、出版前にチェックは確認させてくれない。なにがあろうとも ・・
これは、アメリカの新聞の場合ですが、日本の新聞ではどうなのか分からないです。編集長がすべての決定権を持っていて、個人の記者は、あまり決定権がない。こういうことがあっても、新聞記者といい関係を作っておけば、少しやりやすくなる面もあります。

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