記事

記事の一覧

大人の学び方

[ 資料 ] 掲載 2006/11/04 更新 2006/11/05

※2006/07ワークショップ資料

成人学習における最重要要素

1. 尊重
2. すぐ使える
3. 今抱えている問題に適している
4. 私たちは、
   聞いたことの20%を
    聞いて見たことの40%を
     やったことの80%を
 身につける

Malcolm Knowles(マルコム・ノウルス)著 “The Modern Practice of Adult Education: Andragogy vs. Pedagogy (成人教育の現代実践:成人教育学対教育学)” を適用(1970年 於プレンティス・ホール)

大人の学び方

◆ 大人は「問題中心型」。やる気はあるんだけど忙しくて時間がなかなかとれない大人は、問題意識があるものからとりかかる。
・だからワークショップの内容は参加者にとって適切で有用であるべき。
・うまく練られていて、世の中の動きに即しているべき。
・「理論→問題」という流れではなく、「問題→理論」の流れが重要。

◆ 大人は「経験重視型」。考えや経験を共有しながら理解を広げる。インストラクター側を「エキスパート」や「権威者」のような扱いをしない。
・だからワークショップは、参加者の経験を上手に共有しながら進めるべき。
・ワークショップの中だけでなくても、「自由なおしゃべり」の時間はあったほうがいい。

◆ 大人は「人間関係型」。その場の雰囲気や人間関係などを重視する。
・部屋の雰囲気、軽食の準備、時間配分などを重視する。
・参加者同士が知り合う、参加者個人個人との関係を作る、参加者全員の意見に耳を傾ける。
・お互いのことを知り合えるアイスブレイキングや、ディスカッションのためのルール作りなど、工夫が必要。

◆ 大人は「自己管理型」。一般的な考え方や理論などを学ぶが、自分自身の団体や問題意識へ自分で応用する。
・小さなグループに分けたワーク、ロールプレイ、ケーススタディ、シミュレーションなどが有効。
・新しい情報は問題設定を明確にするには短いレクチャー形式のお話の時間も有効。

◆ 大人は「体験学習型」。
・「いい雰囲気」作りを心がける。
・チャレンジングなこともOK、でもなんらかの「達成感」があるともっといい。
・様々な方法を交えて、ワークショップをダラダラさせないで進行する。

※2006/07/29 働く女性の教育ワークショップ@名古屋 配布資料
関連ワークファシリテーショントレーニング
関連記事

Home