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フィードバックを使ったロール・プレイ (役割練習)

[ 資料 ] 掲載 2006/11/05 更新 2006/11/05

ロール・プレイが有効な点:
ロール・プレイは,
・その場で練習しフィードバックを受けることで参加者のスキル向上に役立つ
・支援的な安心できる環境で練習することにより参加者の自身を高めるのに役立つ
・支援的な安心できる環境で練習することにより参加者の自身を高めるのに役立つ

秘訣:ロール・プレイで役割を演じる学習者には台本や台詞を与えず,かわりに学習者が演じる役の特徴や状況を説明し,演じる役の人が与えられた状況にどう対処するかを考える時間を演技者に与える.

参加者が自信を損なわないようにフィードバックを与えることが重要.
・2人以上の学習者がロール・プレイをする場合,演技者のひとりに意見が集中しないようにする.

・まずよかった部分についてフィードバックする.
1) 役を演じたチーム全体に「どの部分がよくできたと思いますか?」と質問する.
2) 演技者が意見を述べた後,ロール・プレイを見ていた学習者に「何がよかったですか?」と質問する.

・その後,改良できる部分について提案する.否定的または後ろ向きな言葉を使った質問は避ける (例えば「何がよくなかったですか?」など) 代わりに改良方法の意見を求める.

1) 最初にロール・プレイをした学習者たちに意見を述べる機会を与える
2) 演技者が意見を述べた後,他の学習者たちの意見を求める

・改良点についての意見をもとに全体で話し合うことはせず,その意見を取り入れるか否かはロール・プレイをしたチームの判断に委ねる

フィードバックの時に気をつけなければならないことは,自信を得てもらうためのロール・プレイであるのにもかかわらず,感想によって,その人を傷つけることがあるかもしれないということ.

・大事なことは,演じている人たちが,フィードバックをすること.次に見ている人がフィードバックをする時は,ポジティブなことから行うこと.その後,ネガティブなフィードバックをするのではなくて,「どのような提案がありますか」という形で行う.

・大人のロール・プレイの時の役の割り当てでは,この役をやってくださいというように指示を出すのはよくない.

・ロール・プレイの時大切なことは,そこで何をしゃべろうかではなくで,相手の立場に立って考えてみることである.
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