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山田さんと鈴木さん

[ 資料 ] 掲載 2006/11/05 更新 2006/11/05

山田さん (女性) は常に自分の仕事が好きでした。17年前からパートでスーパーの在庫管理助手として働き始めました。現在の地位である婦人靴売り場のスーパーバイザー(監督)になるまで、何年もかけてキャリアを積み重ねてきました。常に彼女の雇用主が山田さんに他のスーパーに配属される新人のスーパーバイザー(監督)のトレーニングを任せていたこともあり、山田さんは自分が雇用主から一目置かれ、信用されていることを知っていました。

しかし、昨日山田さんをがっかりさせるできごとがありました。山田さんが園芸商品売り場の夜間のスーパーバイザー(監督)である鈴木さん (男性) と話しているときにたまたま話題が鈴木さんのお給料の話になりました。なんと彼のお給料が年間で50万円以上山田さんより多いことがわかったのです。しかし、鈴木さんはそのスーパーで働きはじめてから4年しか経っておらず、去年スーパーバイザー(監督)に昇進したばかりで、鈴木さんも山田さんが新人スーパーバイザー(監督)のトレーニングを担当したひとりでした。

「彼が知ってることは、すべて私が教えたことなのに。」「しかも、彼には養う家族もいないのに。どうして雇用主は彼に私より多く給料を支払っているのだろう?」と山田さんは思いました。



1) ここでは何が起こっているのでしょうか?
2) なぜ起こったと思いますか?
3) 実際にこのケースと似たような例を目にしたことがありますか?
4) このような状況において、どのような問題が起こると考えられますか?
5) どのように山田さんを助けることができますか?
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