記事

記事の一覧

達成を基にした目的

[ 資料 ] 掲載 2006/11/04 更新 2006/11/04

達成を基にした目的
(Achievement-based Objectives)

2日間のワークショップが終わるまでに参加者が達成すること:

・成人学習の原理や技術を見直す.
・モノローグ(一方的に知識を蓄積する“銀行型*”)とダイアローグ(対話を重視した“課題提起型*”)の学習方法の違いを理解する.
・職場や組合における女性の権利の根拠を見直す.
・政策決定の議論に女性の声を届け,反映させる方法を特定する.
・職場や組合における差別に気づく力をつけ,差別とどのように闘えるか意見を出し合う.
・組合のアクティビストとしてどんなことに強いのか弱いのかを見極め,強い部分をより高め,弱い部分を乗り越える計画をたてる力をつける.
・日本の女性労働者をエンパワーするための学習方法を開発する.
・日本の女性労働者のためのエンパワメントワークショップの第一草案を作る.

*訳者注
「銀行型(Banking approach)」と「課題提起型(Problem-posing approach)」はブラジルの活動家であり教育学者でもあるPaulo Freire(パウロ・フレイレ)氏の言葉.
「銀行型」は従来の教育方法で,空っぽの生徒の頭に,教師が知識を一方的に詰めこみ,どのくらい詰めこんだかで評価される.その形態が銀行口座に預金することに似ていることから「銀行型」と名付けられた.
一方「課題提起型」は対話を通して「教師-生徒」の関係が常に入れ替わりながら,みんな対等な中で,参加者全員がお互いに教え合う形態.結果だけでなく,過程も大事だとする.
(パウロ・フロイレ著「非抑圧者の教育学」より)
関連ワーク
関連記事

Home