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コンセンサス(総意)を導入した意思決定方法

[ 資料 ] 掲載 2006/11/04 更新 2006/11/05

※2006/07ワークショップ資料

コンセンサス(総意)を導入した意思決定方法

コンセンサス(総意)って何?
コンセンサス(総意)とはグループの意思決定のためのプロセスです。グループ全員が納得できるような意思決定をするための方法です。参加者全員の意見やアイデアが出され、組み合わされ、最終的に全員が受け入れることができる意思決定がされます。コンセンサス(総意)を通して、よりよい解決策に達するだけでなく、グループの成長を促し、参加者同士の信頼関係を築くこともできます。

コンセンサス(総意)対 多数決 
多数決は様々な中から一つを選ぶ手段です。一方、コンセンサス(総意)とは多様な要素を組み合わせるプロセスです。
多数決は「勝ち負け」方式で、参加者は内容そのものよりも「勝つ」ことにこだわりがちです。多数決は個々人の感情や必要なことを考慮しません。実質上、「質より量」の意思決定の方法です。
コンセンサス(総意)を得ることで、参加者はお互いの「違い」の中で活動せざるを得ず、お互いが納得する結論に達します。一人の思いや強い信念が他の参加者たちを揺さぶることも可能です。どんな考えも取りこぼされません。個々人のアイデアが意思決定の一部として価値あるものなのです。
コンセンサス(総意)を通して意思決定をしているグループも、適切だと見なした場合は他の意思決定方法をとることもあります(個人の意見、歩み寄り、多数決など)。しかし、コンセンサス(総意)を意思決定手段として取り入れたグループは多くの参加者の感情に留意して行います。

コンセンサス(総意)ってどういう意味?
コンセンサス(総意)とは、必ずしも最良の結論、もしくは確実にうまくいく決定ではありません。コンセンサス(総意)とは、意思決定のプロセスの中で、誰一人として誤解されたような気持ちにならない、意見を聞いてもらえなかったという気持ちにならないプロセスです。もちろんそれが最良の決定であれば越したことはありません。コンセンサス(総意)は、参加者の知識の集大成ですから多くの場合でより良い結論となります。
コンセンサス(総意)には時間と参加者のスキルが必要です。でも結論を出す前に時間をかけることにより、参加者は決定に対して責任を感じるようになり、またよりクリエイティブ(創造的)な結論に達することになります。コンセンサス(総意)によって参加者みんなが、人との関わり方、対立への対処方法という新たなスキルを得ることができます。これらは基本的なことですが非常に大切なスキルです。コンセンサス(総意)がよりよい経験であるためにはいくつか必要なことがあります。それは、そのグループが‘韻顕礎祐僂魘νしていること、⊇乎長堝阿簑侘への対処、それらの過程へ責任を持って参加するスキルがあること、グループやそのメンバーに対して責任を持って関わっていること、そして、ぐ媚弖萃蠅離廛蹈札垢冒完が参加できる十分な時間があることです。

コンセンサス(総意)に達するまでの流れ

ディスカッション
 ↓    ↑
 結論 → 調整
  
・ディスカッション:自由に発言できる場所で最も大切なプロセス
・結論:ディスカッションで出たアイデアを組み合わせて結論に達する
・調整:さらにディスカッションが必要な場合はディスカッションに戻る

コンセンサス(総意)に達するまでの調整
支持したくない、支持しがたい結論に達した場合、反対の意思を表明する方法があります。反対の意見は、個人の好みではなく、グループ全体の目的に合わないときになされるべき。「調整」段階で「反対」意見を組み込み、グループの目的に沿うように「結論」が調整される。
留保:(「特に支持はしないけど、何か違うような気がするけど、結論は受け入れる。」)
不参加: (「自分にはできないけど、他の人がするならいい。」)
反対: (「支持できない。間違った決定だ。」もし結論が誰かの価値観を侵すようなものであれば結論に反対する義務がある。)

コンセンサス(総意)に必要な役割
a.ファシリテーター
b.記録
c.時間管理
d.バイブウォッチャー(場の雰囲気を読む人)

コンセンサス(総意)の典型的な問題点
・参加人数が足りない
・ディスカッションの段階に参加せずに結論を出す段階に参加
・ミーティングの雰囲気が発言を妨げる
・コミュニケーション不足
・合意はするけど手は出さない(例、「賛成する。。。でも実際に誰が実行するの?」)

よいメンバーであるために
自分のことをよく知ろう
・あなたの個人的な言動がグループ全体への影響を与えることを認識
・性格(人の話を聞こうとしているかどうかなど)
・Hot Buttons(引き金)
・身体的要因(空腹、睡眠不足のとき機嫌が悪くなるなど)
・感情的要因
関連ワークファシリテーショントレーニング
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